2006年05月14日

中国の偽情報作り

 これを読んでいると、中国報道の第一の目的が、共産党の自己礼賛であり、あらゆるニュース・ソースはそのための材料としての扱いのようです。
「南京毒物混入事件」・・真実を一部まじえた偽情報作り。
「中国の嘘」恐るべきメディアコントロールの実態 何清漣著より。
引用開始
 2002年9月14日の早朝、南京市郊外の湯山鎮で約400〜500人の学生と出稼ぎ農民らが、この鎮の中心市場の路地にある飲食店「和盛園」が作った焼きパン、油条、ゴマ団子、豆乳を食べて次々と中毒症状を発症した。
 江蘇省の模範中学である作廠中学校の寄宿生たちは一分も経たずに集団で倒れ、死者が続出した。6時20分までに鎮では食物による中毒事件の情報がすぐに伝わり、6時30分から7時30分まで、パトカーと救急車のサイレンが鎮にこだました。8時20分に政府の役人がようやく現場に到着し、午後3時に武装警察隊が秩序維持のためにやってきた。この秩序維持の主要任務のひとつはすべての記者の取材を禁止することだった。
 この事件の情報は、中国ではまるまる36時間も封鎖された。海外の華人が実家に安否確認の電話をし始めた頃に、国内のネット上に小さなニュースが報道され始めた。北京の新華社は14日に写真のキャプションとして41人死亡と伝えたが、この情報はすぐに削除された。
 ここでは救命作業における政府のさまざまな失態や、学校・病院の一部関係者が貧乏人に示した許しがたい態度については議論せず、中国政府が情報封鎖のためにとった各種の行動を分析するにとどめる。・・・略・・・

報道を封鎖する当局の「政治的知恵」
@災害や突発的な事故は薄めて処理し、いかなるメディアにもトップ・ニュースとして報道することを許さず、国内ニュースのあまり重要でない位置に置く。国内ニュースの最後の項目にすることも多い。表題は小さく、刺激的な内容にしない。

A事故・災害に対する最高指導者の関心の深さや、党と政府の思いやりと救援措置を集中的に報道する。

Bすべてのメディアの見解を統一する。一般に当地の政府の宣伝部門が統一的に作成した「通稿」をメディアに「参考」として配布し、上層部のチェックを経た情報だけを流す。一般的に、こうした情報では事故そのものをなるべく小さめに報じ、場合によっては真相を完全に隠蔽する

C現場を撮影した報道写真については、残酷シーンの発表を認めず、その後の追跡報道も認めない。報道写真には「党と政府の指導者がみずから現場で指揮する」類のものを選ぶ。

Dカメラに向かって「大衆」が話す時は、被災者がすでに「党と政府の恩沢に浴し」、すみやかに援助の手が差し伸べられたと語らせ、悪いニュースが引き起こす社会の不満感情を和らげる。この「大衆」役は政府部門の公務員が演じる場合もある。

E事故の調査や証拠探しは完全なブラック・ボックス状態に置き、捜査結果は選択あるいは歪曲して公表される。重点が置かれるのは、当局が「犯人」と認定したものを「厳重かつすみやかに」処罰したと公表することである。・・・略・・・

 少しでも常識がある人間なら、南京で毒物中毒で病院に担ぎこまれる患者が数百人にも達し、多くの患者が死亡しつつあるニュースが当日のニュースのどれよりも重要であることくらいわかるはずだ。しかし「喜ばしいニュースを知らせ、悪いニュースは伝えない」のが習い性となっている中国メディアは、海外では先を争って報じている「南京毒物混入事件」についても、ただただ中国政府の指示に従うだけで、完全な沈黙に終始したのである。
引用終わり

 ソ連の頃から、共産党は常にこの手の自己礼賛、報道規制、歪曲、捏造など、あらゆるごまかしをしないと政権維持が出来なかったのですね。これは共産主義の宿命でしょう。
 日本の反日、左翼も歴史の真実を隠蔽しないと自己正当化ができないため、正しい教科書までも実力行使で採用妨害しているやり方は、共産党独裁の手法そのものです。
posted by 小楠 at 10:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 書棚の中の中国
この記事へのコメント
がめつい支那人に最も似合わない共産主義の原理は本来、私有財産制を廃止し富を社会の共有にして経済平等を図って社会の諸悪を根絶する究極の理想主義な筈なのに、最も不平等で穢いことをやっているのが中国共産党ですよね。昨今 "共匪"と詐欺民族の自国民にまで罵られるようになってもいけ図々しく強権発動して悪態を演じています。大紀元のある記事では中共の独裁が総崩れするのは時間の問題だとも言っています(いま最後のアガキで形振り構わずの悶絶状態見たい)。土井たか子みたいに大恥を掻く政官財界の輩や朝死新聞・犬HKはそのときは宗旨替えして中国叩きに廻るんでしょうか。日本の売文・売国奴のやってきた罪は重いですねえ。
Posted by ケイさん語録 at 2006年05月14日 18:04
いつも有難うございます。
先日引用した、アルフレッド・スムラーの言を借りれば、
「社会主義政権(共産党政権)の寡頭指導体制は、もっともひどい民間資本主義システムの場合をも上回る厳しさをもつ国家資本主義を実践しているのである」。と言ってますが、この表現が非情にわかり易いと思います。
毛沢東の時代からも、農民は搾取の対象でしかありませんでしたね。こんな国を礼賛してきた朝死(ケイさんの真似)や左翼反日政党はすべて壊滅させたい思いです。
Posted by 小楠 at 2006年05月14日 18:47
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/683331

この記事へのトラックバック