「アメリカはアジアに介入するな」より

支那事変当時、米国では日本を悪玉にするために、中国を持ち上げ日本を貶める様々な事実無根の嘘が米国内にばら撒かれていたことを、タウンゼントが厳しく批判しています。この本はタウンゼントの寄稿文やラジオ演説をまとめたもので、また何回かに分けてご紹介します。
引用開始
アジテーターが人を味方につける方法
真摯に物事を考察するなら、人を欺いて味方につけようという運動を信じてはならない。日本と揉め事を起そうという運動は、こうした類のものである。
民主主義中国という主張
アジテーターたちは、日中戦争を民主主義に対する戦争と呼んでいる。中国に民主主義が存在した例はない。国民の投票で政権を取った者は誰一人いない。1927年以来蒋介石が政権を取っているが独裁者である。政権を取るために抗争相手と戦い、殺した苦力や、敵と目されただけで殺された民間人の数は並大抵のものではない。アメリカの新聞はかつて、蒋介石を独裁者と呼んでいた。ところが、ある勢力が台頭し中国を「民主主義国家」とでっちあげたほうが何かと都合が良いと判断してから、独裁者呼ばわりを止め、大元帥と呼び出したのである。
中国は1911年以来、軍事独裁政権で混沌としている。新聞発表などは海外向けの宣伝であり、全く効力はない。1934年から36年にかけてやや改善されたのではあるが、ソビエト社会主義共和国に次ぐ世界第二位の血塗られた独裁国家である。
奴隷制度が社会に根付いているのも中国である。「奴隷登録を怠った者には十ドルの罰金を科す」という法を1936年に蒋介石が出したが、奴隷廃止の動きは全く見られなかった。・・・私が中国に住んでいた時、阿片の栽培を減らして、食べ物になる物を作らせて欲しいと土地の代官に請願に行く百姓が、行く道で撃ち殺されていた。・・・こうした状況が蔓延した政府を民主主義とは言えないのである。
平和愛好国家中国という主張
アジテーターたちは、中国を「世界に名だたる平和愛好国家」と呼んでいる。それはアメリカで同情を引き出すためのものである。しかし、苦境に喘ぐ者に同情することと外国の政策に共鳴することとは別物である。
外国との接触が始まる以前から、中国はほとんど抗争の血の池にどっぷりはまっていたのである。現代になっても事態に変化はない。・・・1911年以来戦火が絶えず、ある地方などでは暴動や革命が四百を越えたという報告もあるくらいである。これで平和愛好国家なのであろうか。
記録を見れば「中国人は日本軍がいなくとも中国人同士で戦うはずだ」ということが分かろうというものだ。・・・中国の平和はアメリカが支えなければならないらしいが、そのような中国の平和などと言うものは中国の民主主義と同じく現実離れしたものである。
引用おわり
大東亜戦争後にアメリカ政権中枢にいたソ連のスパイが摘発されますが、日本の反日左翼と同じように、アメリカでも多数の反米左翼が、当時の政策を誤らせ、平和のための戦争を逆に東西対決、朝鮮戦争等々の冷戦の時代へと向かわせ、アメリカの国益が大きく損なわれる結果となったことを、現在の日本の左翼にも当てはめて考えるべきでしょう。
現日本の左翼、共産主義者、フェミニスト、それと利権の媚中議員たち。
歴史的に共産主義者がいかに戦争好きか、また世界にどれほどの災いを惹起してきたかを、できるだけ多くの日本国民が知ることから、まともな日本に立ち返る望みが出てきますね。
http://www.dajiyuan.com/gb/6/4/18/n1291094.htm
そうだといいんですがねー。ただ弱腰の政府、官僚にはどんどん批判が増えて、逆に世論重視の政策に徐々に向かってくれればと思います。