2007年04月03日

媚中日本企業のトップ

靖国で譲歩を迫った日本企業のトップ

 青木直人氏の著「中国に喰い潰される日本(チャイナリスク)」から少しご紹介します。青木氏は常に報道では隠されている日中の重要な部分を分りやすく発表され、聞くたびに政治家、官僚、マスコミがいかに日本人を裏切っているかに憤りを感じずにはおれません。
 大企業のトップも本末転倒し、恥じもなく国家の存亡や国の名誉よりも自社の利益を優先した発言を平気でしています。

引用開始
 中国となると、広告を拒否したり、正確な広報も行わず、ごまかしに終始するだけでなく、その内政干渉に同調して、小泉前首相の靖国参拝にまでクレームをつけ始めた財界人も登場してきた。その代表人物が日本IBMの北城恪太郎会長で、彼は財界四団体のひとつ経済同友会の代表幹事も務める。
 メディアからもさんざん批判を浴びた彼の発言をもう一度紹介しておきたい。

「靖国問題は日本の国内問題であると同時に、中国には、日本の首相がA級戦犯を合祀している靖国神社に参拝することを快く思っていないという国民感情がある」
「小泉首相が靖国神社に参拝することで、日本に対する否定的な見方、ひいては日系企業の活動にも悪い影響がでるということが懸念される」
「経済界の意見の大勢だと思うが、小泉総理にいまのような形で靖国神社に参拝することは控えていただいたほうがいい」(2004年11月24日)

 次がこの二週間後の発言だ。
「(日中両国)首脳が相互に相手国を訪問できる関係が望ましい。その制約になること(靖国参拝)はできるだけ避ける、あるいは解決策を考える必要がある」
「(中国には)今まで小泉総理が行われてきた靖国神社への参拝、特に内閣総理大臣としての公式参拝への反感があるのだと思う」

 一読してわかるのは発言のスタンスが徹頭徹尾中国政府のクレームに添ったものだということだ。北城氏は日中両国の首脳の相互訪問のために、ひたすら日本側にのみ譲歩を迫るのである。・・・・
北城会長の口から出るのは、日本IBMが中国で商売するのに差しさわりがあるから総理の靖国参拝に反対だ、中国が反発するからだ、という企業エゴばかりである。
 それでいて、中国側の延々と続く反日教育やアジア杯における反日ブーイング騒動、また中国潜水艦の日本領海侵犯については言及もしなければ抗議もしないのである。その無国籍意識にはあきれかえるばかりである。
 日本IBMはIBMの日本の子会社だが、そもそも本社自体が極めて中国政府との政治的関係の深い企業なのである。

 2005年、パソコン事業を中国の聯想集団(レノボグループ)に売却したことが話題になったが、そもそもIBMが中国に接近を始めたのは1980年代で、当初は大型コンピューターの売却が目的だった。また同時に、中国とのパイプを築くために、中国政府が最も信頼する米国のキッシンジャー元国務長官が会長職にある国際コンサルタント「キッシンジャーアソシエイツ」の創立当初からの会員企業でもある。

 パソコンの黎明期。中国でコンピューターといえば、まずIBMをさした。中国版のソフトなどはIBMのハードでないと安心できないとまで言われていたほどだった。
 また中国に対する恒久的な最恵国待遇付与にも熱心で、2000年の秋、米国議会での同法案可決時の政治家に対するロビー活動は露骨といってもいいほど、過熱したものだった。つまりIBMという会社は、親会社自体が中国での自社ビジネスについて、“政治的”な企業カラーを持っているのである。

 なお、北城氏同様に小泉参拝を批判した富士ゼロックスの小林陽太郎会長も世論の反発に懲りたためか、取材の依頼には「勘弁してほしい」という回答が返ってきただけだった。

筑紫哲也の無知さ

 ところで、同社がスポンサーである『筑紫哲也NEWS23』の中国に対するおもねりもひどい。
なかでも2000年に行われた来日中の朱鎔基中国首相をゲストに迎えた「市民集会」の編集と進行は恐ろしく偏向したもので、スタジオでの朱首相の事実無根の発言に対しても、なにひとつ疑問を呈することもなく、ひたすら中国の首脳の発言にうなずくばかりで、日本の「悪行」と「無責任さ」を印象付けることだけが目的とされた。

 番組の中で広島の男性から、「日本はこれまで何度も謝罪しているのに、いったいいつまで批判されるのか」との質問が出された。これに対して朱氏はこう言い放ったのである。
「私は日本の方に謝罪しろと要求していません・・・ひとつだけご注意申し上げたい。日本はすべての正式な文書のなかで、中国の人たちに謝罪したことはありません」・・・・・
 大嘘である。
・・・・

 朱氏に質問した広島の五十一歳の男性の疑問と腹立ちは全く正当なものである。
 だが、中国から「日本の良心」(人民日報記事)と呼ばれる筑紫氏はいまや日本人一般が感じているまっとうなこの疑問を朱氏にぶつけるのではなく、逆に、「中国は他の国と違って、この前の戦争の賠償を請求しない、賠償を放棄したままでいる」と、ここでも無知蒙昧を続けたのである。こういう人物がTBSのホームページで「日本を代表するキャスター」と自己紹介できるのだから、日本のメディアは愚者の「楽園」だ。
引用終わり

 
posted by 小楠 at 07:42| Comment(4) | TrackBack(0) | 書棚の中の日中関係
この記事へのコメント
 そう言えば、経済同友会の設立主旨は「企業経営者が個人の資格で参加し、国内外の経済社会の諸問題について、一企業や特定業界の利害にとらわれない立場から自由に議論し、見解を社会に提言する」でしたよね。
 笑えます。
 へなちょこな関東の同友会に比べて、関西経済同友会の特に教育・歴史・外交に関する提言は、力強いです。
 もちろん全面同意ではありませんが、関東の「政府は譲歩を」のスタンスに比して「政府は毅然とすべし」がよく見え、非常に対称的です。 
 経団連は、前の奥田さんが蜜罠に嵌ったとか噂も出たぐらい怪しかったですが。今の御手洗さんは政経分離というか、私にはまともに見えます。
 TBSからは、電波を取り上げるべきだと思います。
Posted by tono at 2007年04月03日 11:03
tono 様
>>関西経済同友会の特に教育・歴史・外交に関する提言は、力強いです。

同感です。
判断の根本を日本に置いていれば、基準が揺らがないでしょうけど、他国の基準で判断しだしたら、特に共産国などは、権力者が変わるたびに基準も変わります。その時北城氏はまた違うことを言い出すのでしょう。
これはリーダーの資質とはほど遠いですね。
Posted by 小楠 at 2007年04月03日 13:28
日本の中にいる”反日日本人”の発言を聞くたびに憤りを感じる毎日です。官製の教育が日本でしか通用しない教育をしてきた”賜物”だと思います。世界を客観的に見る目、世界の中の日本を考えられる頭脳、裏の世界を読める心、世界に日本をアピール出来る口を持つ人材が育つことは絶望的。第一共通語である英語を操れる人材が皆無に等しいです。これでは下賎な隣国どもに反論することも出来ませんよね(知ってか知らずか隣国どもは欧米のマスメディアを駆使して散々日本を悪く吹聴しているにも拘わらずです)。するとどうなるでしょうか?
筑紫んぼや小林陽太郎のような太鼓持ち・幇間に成りすまして風見鶏になるか、寝業師になるしかないです。
下手に隣国様に説教をして逆鱗に触れると”メシ”の食い上げです。『泥棒にはなっても新聞記者・物書きにはなりたくない』とはこういう国賊の皆様に奉げるケイさん的言葉です。無知より恐ろしいものは無いですね。失礼いたします。
Posted by k at 2007年04月03日 19:02
ケイ様
>>日本の中にいる”反日日本人”の発言を聞くたびに憤りを感じる毎日

本当に、彼らの言うことで毎日腹を立ててばかりです。なんとも情けない連中ですが、それが中枢にいるのだから、国民の責任も大きいですね。

>>『泥棒にはなっても新聞記者・物書きにはなりたくない』

今のマスコミはゴロツキ新聞と変わりませんね。
政治家にとっては無言の脅迫観念があるでしょう。
皆でマスコミ退治を!!
Posted by 小楠 at 2007年04月04日 07:54
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