2006年12月12日

類例のない君民共治

世界に類例のない君民共治

 続いて、モルデカイ・モーゼ著・あるユダヤ人の懺悔「日本人に謝りたい」から引用します。1979年に発刊された本ですが、平成11年(1999)に復刊されました。
写真はGHQ総司令部
ghqbl.jpg
一連の皇室関連記事に関して、切捨て御免!トノゴジラ様の記事が参考になります。

引用開始
 一般にユダヤ人が天皇制の類い稀な点を発見したのは、戦後の天皇とマッカーサーの会見の時であった。かといって、ユダヤ人全部が知ったわけではない。・・・・
 天皇が開口一番、自分の事はどうなってもいいから国民を救ってほしいと切り出した時、マッカーサーは驚天せんばかりであった。この席にルソーが同席していなかったのが真に残念であるが、西洋の君主というものはそれこそマルクスの言う支配者、搾取者である。一般大衆は被支配者、被搾取者に甘んじなければならない。

 西洋の君主は、大衆から収奪した莫大な財産を持っている。戦後GHQが天皇の資産十六億円と発表した時、日本人はキョトンとしていた。つまりGHQは西洋の君主並に日本の天皇も収奪した財産をもっているはずであると考えたから、それを直ちに国民の前に見せ付けたわけであろう。ところがこれを聞かされた日本人は一様に、そういう感覚の持主もいるのかと内心驚いたということである。しかし西洋の常識としてはこれは奇異でもなんでもなく、至極当然なことだったのである。

 かような西洋の君主は、いざ革命、戦争、政変等のあった場合は、直ちに自己の生命の保証と財産の保全を求めて亡命を計るのを常とする。したがって、マッカーサーも最初天皇が訪問の希望を述べた時、非常にきびしい顔をしていたという。いってみればそれは当然のことであろう。日本の天皇もいよいよ生命の保証と財産の保全のためどこか適当な亡命先の斡旋を懇願に来るのであろうとマッカーサーが考えたのも、無理からぬ話であろう。

 しかるに前述の如く、天皇は開口一番、自己の生命や財産の保証ではなく、国民の財産や生命の保証を求めたのであった。国民を質入して自己の保身を計る西洋の君主とは逆に、自己を質入して国民の救済を求めたということである
 マッカーサーたるもの、すべからくルソーに対して自分が味わった感激を報告すべきであろう。・・・・・

※なぜ欧州では君主を輸入したのか
 万世一系の天皇を頂く日本人は幸せである。この万世一系の天皇は、如何なる意味をもつとお考えであろうか。この点では、ユダヤ人が僭越ながら日本人に少々参考になる意見をお聴かせできるかも知れない。
 日本人からすると、万世一系の天皇といってもピンとこないかも知れない。他にどんな天皇があるのか、と反問されるであろう。だから日本人は幸せだと思うのである。

 何故か。ヨーロッパの王朝というものはみな混血王朝である。歴史上、しょっちゅう外国から国王や王女を輸入した。しかも王朝の権力が強くなればなるほど、外国からますます輸入するようになる。何故か。王朝の権力を弱める必要があるからである。国内から昇格させようとすると当然争いが起り、国内が乱れるのでまずい。その点、外国からの輸入君主は当たりさわりが少なくしかも飾りものなので、最も有効な方法ということになる。

 こんな話をすると、日本人は全くお話にならんと思われるかもしれない。まさにそうなのである。私が万世一系の天皇をもつ日本人は最高に幸せですといった意味が、これでお分かり頂けたことと思う。・・・・・

 ここでもう一度、われらの大思想家ジャン・ジャック・ルソーの言葉を思い出して頂ければ幸いである。ルソーは「我もし随意に祖国を選べといわれれば君主と国民との間に利害関係の対立のない国を選ぶ。しかし現実にそのような国があろうはずもないから、止むを得ずその代替物として民主主義国を選ぶ」といっている。ここにすべてが盛られている。ヨーロッパの王朝では常に君主と国民の利害が対立している。

 然るに、日本の天皇制には決して利害関係の対立などない。仁徳天皇の「民のかまどに立つ煙」の故事を引き合いに出すまでもなく、また前述の天皇とマッカーサーの会見時のもようを説明するまでもなく、利害関係の対立は全くないのである。これこそ、君民共治の完璧な見本である。

 このような天皇制では、常に天皇と国民の間には強固な理性的バランスがとれているのである。人間精神の最も高尚なものが両者を結んでいるのである。そこには物質的欲得など、みじんも入り込むすきはない。なんとすばらしいことであろうか。このような国で、なんの必要があって天皇を外国のものと取り替える必要があろうか。

 ユダヤ人はルソーの言を俟つまでもなく、長年このような君主制を夢に描いてきたのである。しかし祖国を持たないわがユダヤ人は、王を頂くこともできなかったのである。わずかにユダヤ教を「携帯祖国」としてもち、これによって民族の連帯と発展を推し進めてきたのである。キリスト教国では、このような高尚な理想をもった国は永遠に現れないであろうと思う。その点から見ても、ユダヤ人は日本人には及ばないが、一般西洋人よりは優れた民族であると日本人に認めていただければ、甚だ光栄である。
引用終わり

 ここで、外国の王室との決定的な違いを述べています。日本の皇室が国民との利害対立が全くなかったことが万世一系で続いてきた原因であるとも言っているのですね。
 また皇室の伝統精神が「自己を質入して国民の救済を求めた」という表現でなされています。
posted by 小楠 at 07:46| Comment(6) | TrackBack(1) | 書棚の中の日本
この記事へのコメント
小学校の教科書で読んだ記憶があります。天皇が山に登って治める村々から朝餉の煙を見て民の暮らしぶりを知った故事。まさか現在の日本の小学生教科書からこの故事が消えていることは無いですよね。万世一系は人類の貴重な財産なのに下賎な”自称”識者なる者どもに語ってもらいたくないです。日本の自然界に一番ふさわしいやり方だったものを偽識者にいじってもらいたくないです。天皇が嫌だと言うのなら好きな処へ行けば良いんですよ、どうせ生きていても役立たずの者どもですから。
Posted by ケイさん語録 at 2006年12月12日 11:20
ケイ様
>>下賎な”自称”識者なる者どもに語っ てもらいたくないです。

いつもながら手厳しいですねー、けど大賛成です。
彼らは国家自体が敵で、崩壊させるか顚覆させたいのが本音でしょう。
本当に日本人でしょうかねー。
Posted by 小楠 at 2006年12月12日 12:50
>一般西洋人よりは優れた民族であると日本人に認めていただければ、甚だ光栄である。

世界に名だたるユダヤの方からこんな言葉をいただけるとは光栄ですね。
昔の日本人にとって当たり前だったのに。
戦後教育の罪は重い・・・・
Posted by サウザンドキル at 2006年12月12日 18:51
サウザンドキル様
>>戦後教育の罪は重い・・・・

仰る通りだと思います。GHQのニューディーラー(本質は共産主義者)と、それに阿る日教組の罪は大変重いです。
子供の人格破壊ですからねー。
Posted by 小楠 at 2006年12月12日 19:34
こんばんは。はじめまして!
(*- -)(*_ _)ペコ

小楠さま。ワザワザのお越し、どうも有り難うございます。

おばりんさんにご紹介して頂いたKeiです。お説、その通りですね。私も西洋諸国と比較して、日本の天皇は大きく違うと思っています。そもそも天皇家は、外国の王族と婚姻関係にはなく、神話時代から特別な存在でしたからね。昭和天皇のお考えは、仁徳天皇が「高き屋に 登りて見れば 煙立つ 民のかまどは にぎはひにけり」とお歌にされたような、仁愛のお考えがいつも在ったのだと思います。

また、お暇な時にでもお越し頂ければ幸いです。
Posted by keinoheart at 2006年12月12日 23:10
keinoheart 様
コメント有難うございます。
>>仁愛のお考えがいつも在ったのだと思 います。

仰る通りで、これが日本皇室の伝統精神であり、万世一系存続の原因だと考えています。
慣れ親しんできた日本人の方が、そのことに気がつきにくいのでしょう。
Posted by 小楠 at 2006年12月13日 08:03
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