2006年11月30日

逆転太平洋戦争史2

占領政策をアメリカに適用してみると

 前回1からの続きです。日本とアメリカの立場を全く逆にした太平洋戦争史を想定すると、どんな感じを受けられるでしょうか。
 今回はアメリカの占領政策と同種の政策をアメリカに対して行った場合を想定しています。
写真は皇居前通りを行進する占領軍です。
shinchu01.jpg

引用開始
※米本土進駐と精神的武装解除
 アメリカ人が試みた最後の抵抗の凄まじさに驚いた日・清・朝を中心とした連合軍は、米国が再び立ち上がることができないようにしなければならないと考えた。そのために占領後、アメリカ精神の巧妙なる解体作業にかかる。
 まず事後検閲の方法で、言論統制し、真珠湾や南米に対する侵略的奇襲を大きく印象づける。さらにラジオや新聞を通じて、米軍の悪虐非道ぶりを連日のように報道させる。

 さらに教科書の軍国主義的内容に対してはスミを塗らせ、フロンティア精神は軍国主義に通ずるとして、西部劇を禁じ、ワシントン、リンカーンらを美化して教えることを禁止する。
 さらに「キリスト教指令」を出して、キリスト教のゴッドのみを特別扱いすることを禁止する。そのために大統領の演説の中にゴッドを入れることを認めず、
 アーリントン墓地内の「野外教会堂」を破壊し、「無名戦士の碑」に刻まれている「ゴッド(キリスト教の神)のみぞ知る栄光ここに眠る」という文字もけずらせる。そして米国内にある回教も仏教も、キリスト教と同等の宗教法人にしてしまう。

 それとともに「大米州戦争」という呼称を公文書に使うことを禁じ、「太平洋戦争」に変えさせる。
 また「フロンティア精神」は現地インディアンを圧迫し、ひいては侵略主義に発展したものなので、公文書で使うことを禁ずる。そして将校や戦争に協力した人たちを公職追放し、戦争指導者を「文明と正義の名」において裁き、戦犯をABC級に分けて絞首や銃殺などの方法で処刑する。
 当初アメリカは、「固くアメリカ精神の不滅」を信じ、堪え難きを堪え、忍び難きを忍んで矛を納めた。しかし、日本の巧妙な占領政策によってキバを抜かれ、いわば「中性国家」の道を歩みはじめるのである。

※米国教育改革のため使節団を派遣
 さらに日本は、アメリカに「教育使節団」を派遣して、教育改革の総仕上げをはかる。その時の指導内容は次のようなものになる。

@ アメリカでは、学校内に教会を置いたり、教会の附属機関としての学校があったりするが、これは、「宗教と教育分離の原則」に違反する。速やかに教会と学校を分離すること。

A 多くの学校では、学内に戦死者の像や写真を飾って、軍国教育の資料にしている。これも全部撤去すること。

B 宗教教育や歴史、地理の授業を停止し、新しい教科書を編修すること。その際留意すべきことは、次の諸点である。

A, 従来の宗教教育は、キリスト教中心になっている。アメリカ国内には仏教徒も回教徒もいるのだから、イエスも仏陀もマホメットも客観化して、公平に教える。

B、教科書の中から神話的要素を取り除き、今度は実証できるものだけを教えよ。エホバは単なる架空の概念にすぎず、モーゼもイエスも、非科学的伝承に基づく偶像といえよう

C、これまでの歴史は、歴代大統領中心の歴史記述となっている。これからは人民中心の歴史に書き改めよ。インディアンの悲劇、黒人差別の話をもっと登場させよ。

D、戦争や政変の記述が多過ぎるので、産業や経済、文化中心の歴史に書き換えよ。

E、「アメリカは何でも世界一」式の民族優越の記述が多過ぎる。これは偏狭なる超国家主義に通ずる。世界的視野に立った教科書内容にせよ。

※総仕上げ、日本製憲法の押し付け
 日本が中心となったアメリカに対する占領政策は、大統領制を一応認めたので、順調に進行した。
 しかし憲法は変えさせておかねばアメリカ精神がいつ息を吹きかえすか知れない。
 そこで変えさせる憲法の内容だが彼らに原案を作らせてみても、どうも戦前のイメージが払拭されていない。いっそのこと日本で案を示してみよう。

 日本案は「アメリカ合衆国憲法」とはしない。「合衆国」という呼称は団結を象徴する懸念があるので、単なる「アメリカ国憲法」にする。その憲法の三大特徴は、次のようになる。

@ 従来のアメリカの大統領制は大統領に権限を与え過ぎている。真の民主憲法とはいえない。そこで日本やイギリスのように議員内閣制に変えさせる。そのため、大統領は象徴程度にとどめて、別に首相を設ける。首相が組織した内閣は議会に対して責任を負い、不信任されたら任期中でも総辞職するか解散する。

A アメリカは真のモンロー主義に立ち帰らなければならない。それに太平洋と大西洋をへだてた大陸なのだから、軍備は不要である。そのため憲法には、「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない。国の交戦権は認めない」という条文を入れさせる。

B アメリカは「フロンティア精神」の美名のもとに、インディアンを弾圧した。さらに南北戦争以来奴隷を解放したといっても建前だけであって、差別はまだ根強く残っている。白人と有色人種を真に平等化するために、人権尊重条項を幅広く取り入れる。

 かくして日本が原案を作った「アメリカ国憲法」は、民主主義、平和主義、人権尊重主義の三大特徴を持つことになって、「世界で一番進んだ憲法」ということになる。
 以上は、アメリカの対日占領政策を下敷きにして、日本の対米占領政策を想定してみた。
引用終わり。

 どうでしたか、私はこれをタイプしながら笑えてきました。読まれた皆さんもたぶん笑えたことと思います。実際にアメリカは日本に対して、この笑えるような政策を実施したのです。
 これを見ても、アメリカの占領政策が如何にひどいものであったか、そして未だにそれから抜け出せない日本人は、一体どうなっているのか考えさせられます。
posted by 小楠 at 07:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 日本人の独り言
この記事へのコメント
 確かに、申し訳ありませんが、吹き出しました。
 学校でまずこの「物語」を国語の題材として教えてみては如何でしょう?
 まさに、「自虐小説」
 子供達は、
「日本は何て酷い国なんだ!」
「アメリカが立ち上がるのは当然だ!」
「日本は勝った後も酷いことをする」
「国民の精神的支えまでも打ち砕き、奪った」

 なんて、感想文を書くんでしょうね。

 やや遅れて、大戦に至る史実を淡々と教える。
 子供達の脳裏に焼き付いた物語が思い出されてくる。。。あれ?何処かで聞いたような。。。。
 
 「そうだったのか!」

 そう上手くは行かないにしても、国を護る立場で物を見る素地くらいは出来そうな気がしますね。

 失礼しました。 
Posted by tono at 2006年11月30日 17:41
tono 様
>>なんて、感想文を書くんでしょうね

確かに、今の洗脳が抜けない日本人ならこうなりますね。
他国から見たら日本はやっぱりお笑いになってしまうようなことをされたのでしょう。
Posted by 小楠 at 2006年11月30日 20:21
戦後、ロシアは日本を分割統治することを希望していました。連合国が4島を分割していれば今の朝鮮と同じような民族の分裂そして、後進国として沢山の経済的な疲弊、餓死者を出していたでしょう。米国は戦争開始前に、京都・奈良などの文化施設が多い地域を攻撃しないことを決めていました。対して日本は竹やり部隊。何と日本は文化の低い国であったのでしょう。今のような文化・産業が発展できたのは、米国のおかげです。感謝しましょう。
Posted by 米国の占領政策に感謝しています at 2007年09月05日 21:53
敗軍の将、兵を語らず。
負けたくせにごちゃごちゃ言うな。
女々しいぞ。
Posted by マッカーサー at 2007年09月05日 23:16
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