2006年08月16日

東京裁判の正体9

 同じく菅原裕著「東京裁判の正体」の中の「東京裁判の反省と将来への希望」の章から引用してみます。
 私としては、この東京裁判を“裁判”と言う名で呼ぶこと自体が馬鹿げていて、違和感を持っています。今のマスコミなどで東京裁判史観に冒された軽薄な評論家たちは、こんなものを裁判であると認識しているようですが、人権や自由などを人一倍振りかざすこの種の者たちが、これを躊躇なく“裁判”と呼んでいる姿は滑稽以外の何物でもありません。
 菅原氏は東京裁判で元陸軍大将荒木貞夫氏の弁護人として法廷に立たれた方です。
【失敗の自認】
 東京裁判が失敗であったことはアメリカの占領統治の失敗とともに世界の知識人のひとしく認めるところである。インド代表パール判事によって指摘されたあらゆる矛盾が、いまや覆い隠すことができなくなっている。全被告無罪のパール判決はたんなる反米的感情の表現ではなくして、真に国際法を守らんとする学者的良心の発露である。この真摯な博士の態度が理解されて、いまや各国国際法学者において尊敬の念をもって真剣なる再検討がなされつつある。
 米英仏等連合国の首脳は、表面的には東京裁判の失敗や、パール判決を是認するほどの良心と勇気とを持ち合わせていないようであるが、学者や実務家は、次第に反省の色を示しつつある。次にその一端を摘記して見よう。

 アメリカ陸軍法務官プライス氏はすでに1945年12月、ニューヨーク・タイムスにつぎの論文をのせた。
「東京裁判は、日本が侵略戦争でやったことを懲罰する裁判だが、無意味に帰するからやめたらよかろう。なぜならそれを訴追する原告アメリカが、明らかに責任があるからである。ソ連は日ソ不可侵条約を破って参戦したが、これはスターリンだけの責任でなく、戦後に千島、樺太を譲ることを条件として、日本攻撃を依頼し、これを協同謀議したもので、これはやはり侵略者であるから、日本を侵略者呼ばわりをして懲罰しても精神的効果はない」。

 チャールズ・ベアード博士は、歴史学、政治学の泰斗として有名で、日本にも二回ほど来朝したことのある人であるが、『ルーズベルト大統領と1941年戦争の形態と実際の研究』なる著書を発表し、公式記録だけから資料をとって「日本が真珠湾を攻撃するより数ヶ月以前にルーズベルト大統領はアメリカをして海外に秘密なる軍事行動をなさしめた」ことを指摘した。
 これにはアメリカの要人たちも、博士が学会の権威だけに弁解の余地なく「もしそうなら戦犯も追放もあったものではない。アメリカから日本に謝罪使を送らねばなるまい」という者や「いまさら謝罪もできないから、この上は一日も早く日本を復興させて以前に戻してやらねばならぬ」という者もあったそうだ。

 ウイリアム・0・ダグラス判事は、東京裁判の被告らがなした、アメリカ大審院への再審査請求事件に対し、1949年6月27日意見書を発表したが、その中に「国際軍事裁判所は政治的権力の道具以外のなにものでもない」と批判している。

 マンレー・0・ハドソン判事はその著『国際裁判所の過去と将来』において次の如く論じている。「政治機構に関してどのような発展がまさに行われようとしているにせよ、国際法の及ぶ範囲を拡大して、国家もしくは個人の行為を不法とし、これを処罰する司法作用を包含させるには、現在は未だその時期が熟しているとはいえない」

 イギリスのハンキ―卿はその著『戦犯裁判の錯誤』において次の如く論じている。「・・・私の攻撃は、これらの国際戦争犯罪裁判の政策とこれを考え出した人々に向けられたものである。その理由は、これらの裁判は人間の生命と歴史の審判の前に立つ国家の名誉とを裁く上に不可欠な、最高の正義を実行しえないということである

 マッカーサー元帥が、ウエーキー会談において、トルーマン大統領に東京裁判は誤りであったと報告したこと、帰米後上院で「日本が第二次大戦に赴いたのは安全保障のためであった」と侵略を否定し自衛を是認する証言をしたことは既に述べたとおりである。

 ハワイ攻撃飛行隊総指揮官淵田美津雄大佐が、元大統領トルーマン氏を訪問した際「日本だけがいつまでも悪者にされて、たたかれるのはどうだろう」と水を向けると、トルーマン氏は「神の前では双方に罪がある」と返事した。そこで大佐はすかさず「しかし大統領時代にあなたはそんなことはおくびにも出さなかったではないか」とたずねたら「大統領時代と百姓親爺の今の自分とは立場が違うからね」と笑って答えたそうだ。
引用終わり。

 日本人は、もういい加減にこんな茶番劇の呪縛を自ら解かなくてはだめでしょう。一部これに縛られるのが好きか、それを利用して日本の破壊を企む反日勢力はもうかまわず無視して、大多数の日本人が綺麗さっぱりこの馬鹿げた史観を捨て去るよう、そして事実に基いた正確な歴史が常識となるように願っています。
posted by 小楠 at 00:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 書棚の中の東京裁判
この記事へのコメント
それにしても昨日15日の靖国報道、狂っているとしかいい様がありませんでした。新聞報道しかり、まともなのは産経新聞のみ、朝日を筆頭に共同・日経・毎日その他、これが日本の新聞かと疑うような紙面ばかり。しかし小泉首相参拝の影響もあって、靖国参拝者は過去最高の25万8千人だったそうで、毎年着実に靖国参拝者が増えている現実からこれら反日新聞は目をそむけ真実を報道しません。東京裁判と言う茶番劇を信じ、いまだに片棒を担ぐ日本のメデイアに、怒りを通り越して今やつまらない存在にしか見えて来ません。
Posted by カピタン at 2006年08月16日 13:58
東京裁判に対し共産で約6割、社民で8割の所属議員がこれを「正当」であると評価しています。

はっきりいって東京裁判の不当性はここまで指摘されているにも関わらずこれを「正当」であると総合評価できる彼らは「人権派」でもなければ「平和主義者」でもなく只の媚連合国の反日連中であるとしかオイラは捉えざるを得ません。
Posted by 何某 at 2006年08月16日 15:50
カピタン様
仰せの通り、産経を除く他のマスコミはもう哀れに思えてきます。反日左翼の断末魔の叫びのようです。
特にNHKは許せません。これはもうすぐにでも解体して欲しい。国民の力で何とかなりませんかねー。不払い運動を一気に盛り上げるとか。

何某様
共産党と社民党は、東京裁判の真実が多くの日本人に知れ渡って行くと、まあバカにしかされないでしょう。今でもバカにしている人が多いのに、なお更バカさ加減を世に広めるだけですね。
Posted by 小楠 at 2006年08月16日 16:46
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