2008年05月22日

知ってはならない歴史18

フランクフルト学派

若狭和朋氏の著「日本人が知ってはならない歴史」の続編をご紹介しています。教育学博士若狭氏は、公立高校の教師を平成15年に退職後、現在は人間環境大学講師です。
「知ってはならない歴史」というのは、知られては困る歴史という意味である。私たち日本人に知られては困る歴史・史実とは何だろう。だれが困るのだろうか。

引用開始
 歴史の運命の一変は1917年のロシア革命以降です。ロシア革命と言うのは、プロレタリアート主導の社会主義革命だったとの誤解が世を覆っています。当時はロシア・ユダヤクーデターと呼ばれた事件でした。マルクスがユダヤ人なのは周知ですが、レーニン、トロツキー、ジュノビエフ、カメーネフ・・・など指導者の殆どはユダヤ人なのです。先のルーズベルト大統領もユダヤ人です。
 第一次大戦の敗戦国ドイツは「社会主義革命」の危機に陥りました。有名な指導者、ローザ・ルクセンブルグやカール・リープクネヒトたちもユダヤ人です。敗戦国ドイツはワイマール共和国となりますが、主要な指導者をユダヤ人とするユダヤ・ドイツと目されていたのです。
 これらへの激烈な反動がナチズムですが、ナチを逃れて多数のマルクス主義者がアメリカに亡命しました。コロンビア大学やハーバード大学を拠点にしたフランクフルト学派はつとに有名です。ルーズベルト政権を支えたニューディーラーと呼ばれる一群の人々はマルクス主義者なのです。・・・・この中には当然に、ソ連やコミンテルンの要員が含まれていたことが『ビェノナ文書』等により明らかになっています。このことは現在の問題に直結していることなのです。マルクス主義を古臭いと感じる向きは、ちょっと認識を改めていただきたいものです。1917年のロシア革命の成功は当時の言葉でいえば、ユダヤクーデターの成功なのです。マルクス主義の勝利と錯覚されたにすぎません。・・・・

 さて、マッカーサーです。彼は総司令部(GHQ)の最高司令官ですが、部下の多数のニューディーラーたちの跋扈と、その正体を知り衝撃を受けたようです。農地改革も財閥解体、そして日本国憲法などはニューディーラーたちの「遺産」なのです。
 安倍政権が教育改革や憲法改正に意欲を見せましたが、根は深いのです。戦前の日本も深い部分には、マルクス主義者の潜伏を抱えていました。ゾルゲ・尾崎の事件が有名ですが、この事件は露頭部の一部に過ぎません。ニューディーラーたちの改革によって、戦後の日本の言語空間はマルクス主義者たちの支配するところとなったのです。日本の大学やマスコミ世界の現状は、敗戦日本の戦後利得者の利権構造にほかならないのです。
 日本で有名なフランクフルト学派の人物の名をあげておきましょう。都留重人氏です。アメリカ共産党のポール・スウィージーとの親交も知られています。都留氏の同志がノイマン(日本国憲法制定工作で名の出る人物)です。ちなみに都留重人氏の岳父は和田小六であり、和田氏は東工大の学長にもなりますが、彼は木戸幸一内府の実弟です。昭和天皇のすぐ側までコミンテルンの影が見え隠れしています。日本の大学の人事に通じている人なら、巨大な左翼支配の利権構造が直ちに理解できることと思います。
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posted by 小楠 at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 書棚から真実を