2007年04月26日

大戦直前日本の世情4

日米戦はソ連ひとり太る

 大東亜戦争直前、昭和十六年頃の世界情勢の渦中に生きた日本人が、どのようなことを考え、どのような意見を持っていたのかを、その頃に発行された書籍を紐解くことによって、その時代の日本人と同化し、なぜ大戦へと進んでいったのかを探って見たいと思います。
 当時多くのベストセラーを出した、武藤貞一の著
「日米十年戦争」(昭和十六年発行)
から少し引用していますが、下段のコミンテルンの部分は、まさに今の日本、男女共同参画の美名のもとに行われている家族の崩壊政策が、どこに源を発しているかが的確にわかるでしょう。そしてこれに与えられた予算がなんと10兆円! 家族崩壊に我々の税金10兆円が使われるなんて、全く許せません。政治家よ、貴方達は馬鹿の集まりですか。
写真:キャプションでは独裁者ルーズベルトとなっています
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引用開始
 アメリカはその無限に膨張しつつある資本主義生産力の消化市場として支那を目指し、一方必需原料の吸収地として南洋を目指す。しかもこの二つの目標のいずれもが日本の存在を最大障害なりとして、ここに対日攻勢の理由を置いているのである。
 つまり、日本という東洋に残った唯一のトーチカを取払わなければ、東洋へ向かっての西漸政策を完遂し、かつ南洋資源地の確保に満足な成果を収め難しとするのである。
 このため、折あらば日本勢力を粉砕せんものとし、むしろ今がその絶好機会るを思う。しかるに、実際はこのくらいアメリカにとって悲しむべき謬想はないのだ。もしかりに、彼の思うがごとく、今日、日本が支那事変に疲労しつつある様会を狙って日米戦争の段階に入ったとすれば、かれの目指す最大の目標たる支那大陸はどうなるかを考えるがよい。

 もちろん、日本は逆にアメリカの対日攻勢を粉砕するだけの実力を持っている。特に日米戦争となったら、現在のごとく日本がアメリカの経済封鎖下に喘ぐという状態は一変して、日本の一挙に伸ばし得るであろうところの駿足の下に、アメリカこそ南洋資源を喪失することになるは火を見るよりも明らかな事実である。ただそれ、実際問題として、日本が強敵アメリカに立向うの日は、ここに全力を傾注せざるを得ぬという一事は、恐らくいかなる鈍感なアメリカ人といえども知らねばならぬ事柄であろう。

 かく日本が全力を対米戦争に集結することあるべき場合、支那大陸は、何者によって剽掠せられ、何者によって覇権を握られるかを、アメリカ人よ、君らは知っているか。
 それはいうも愚かなり。ソ連邦ではないか。

 蒋介石が無謀な抗日戦争に血道を上げている間に、支那大陸の奥地には、抜くべからざるソ連勢力――すなわち共産軍の地盤を築かせてしまったのだ。
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posted by 小楠 at 07:18| Comment(2) | TrackBack(0) | 書棚の中のアメリカ