2007年03月12日

日本の歴史的役割

憲法、教育基本法、日米安保の見直しを

 阮銘著「共産中国にしてやられるアメリカ」をご紹介します。
 阮銘氏は1946年十五歳で共産党に入党し、党中央宣伝部にまわされるが、文化大革命で辛酸をなめた。文革後胡耀邦に招かれたが、天安門事件を機に台湾に亡命、帰化し、台湾の民主化に情熱を燃やし続けています。
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まず本書の日本語版への序文から見てみましょう。
引用開始
 台湾がかつてのオーストリアやチェコに相当する立場におかれているとすれば、日本は当時のイギリスに相当するのである。ナチスドイツが台頭したばかりのとき、ヨーロッパの民主主義国家が、チャーチルが主張したように同盟を結び、十分に武装してヒトラーに対抗し、オーストリアとチェコの自由を擁護していれば、戦争は回避されていたかもしれない。ちょうど大戦後のNATOが、ソ連―東欧共産帝国の拡張を阻止したように。
 いまや中国のミサイルは台湾に向けられているだけでなく、日本やアメリカにも向けられている。中国の長距離弾道ミサイルは、太平洋を越えてアメリカ大陸全土に達しうるのである。・・・・・

 日本はちょうど(大戦前)当時のイギリスと同様の戦略的位置にある。中国の新奴役制度に直面している自由民主主義大国であり、歴史はこの地において、パワーを呼び込み、これを結集して人類の自由を擁護する勇敢なリーダーの登場を必要としている。日本が独力で、あるいはアメリカの保護に頼って消極的に行動するだけでは、中国の新奴役制度の拡張を阻止することはできない。
 日本は1930年代のイギリスがナチスドイツの台頭を容認したように、奴役制度の専制暴君に「刺激」を与えまいとして、共産中国の覇権拡張の増長に手をこまねいているのだろうか。歴史の教訓は、奴役制度の拡張の阻止をためらってはいけないと教えている。共産中国が民主台湾を併呑してしまい、周辺国家が中国の奴役制度に恭順を示すまで待っていたのでは、さらに甚大な代価を支払うことになろう。・・・・・

日本が歴史的役割を果たすのは、次の四点においてである。

[一]アジアにおける自由と民主主義の大国となる。そのためには、アジア太平洋地域の自由と平和を擁護し、中国の新奴役制度の覇権拡張を防禦する歴史的使命感を高めるべきである。そのためには、日本が新世紀で発展するうえで後れをとる原因となっている「日本国憲法」と「教育基本法」を改定し、政治と教育を、世界の政治大国へと邁進するにふさわしいものにすることである。
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posted by 小楠 at 07:57| Comment(0) | TrackBack(8) | 書棚の中の国際関係