2007年01月27日

天照大御神と須佐之男命

 ここは神の名がつづいて出てきますが、その中の何神かをご紹介するに止めます。
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※神の神生み
 伊邪那岐、伊邪那美の二神は国を生み終わって、更に神をお生みになった。その神の名は、・・・・・・・次に海の神、名は大綿津見神(おほわたつみのかみ)を生み、・・・・次に風の神、名は志那都比古神(しなつひこのかみ)を生み、次に木の神、名は久久能智神(くくのちのかみ)を生み、次に山の神、名は大山津見神(おおやまつみのかみ)を生み、次に野の神、名は鹿屋野比売神(かやのひめのかみ)を生んだ。亦の名は野椎神(のずちのかみ)と言う。・・・・・
次に火之夜芸速男神(ひのやぎはやをのかみ)を生んだ。亦の名は火之拡堙ソタ(ひのかがびこのかみ)と言い、亦の名は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と言う。この子を生んだために、陰部が焼けて病に臥せた。・・・・

 こうして邪那美神は,火の神を生んだために遂にお亡くなりになった。
伊邪那岐・伊邪那美の二神が共に生んだ島は十四島、神は三十五神。 
そして伊邪那岐命は、伊邪那美が亡くなる原因となった子、迦具土神(かぐつちのかみ)の頚を十拳剣(とつかつるぎ)で斬られた。・・・・・


※黄泉の国、(概略で飛ばします)
 そこで伊邪那岐命は、女神の伊邪那美命に会いたいと後を追って黄泉の国へ行かれた。そして現世に帰ってくれるよう頼みます。
 すでに黄泉の国の食べ物を食べてしまった伊邪那美命は、それでも黄泉の国の神と相談してみますと答え、その間自分の姿を見てはいけませんと言います。
 その間が大変長いので、男神が覗いてみると、女神の身体には蛆がたかり、ゴロゴロと鳴って、頭には大雷(おおいかずち)がおり、・・・・・・
 これを見て伊邪那岐命が驚いて恐れ逃げて帰られるとき、伊邪那美命は「私によくも恥をかかせた」と言って、ただちに黄泉の国の醜女(しこめ)を遣わせて追いかけさせた。・・・・・・

 最後に、女神の伊邪那美命自身が追いかけて来た。そこで男神は、巨大な千引きの岩をその黄泉比良坂(よもつひらさか)に引き据えて、その岩を間にはさんで二神が向き合って、夫婦離別のことばを交わすとき、
 伊邪那美命が申すには「いとしいわが夫の君が、こんなことをなさるなら、私はあなたの国の人々を一日に千人絞め殺しましょう」と申した。すると伊邪那岐命が言われるには「いとおしいわが妻の命よ、あなたがそうするなら、私は一日に千五百の産屋を建てるだろう」と言われた。こういうわけで、一日に必ず千人の人が死ぬ一方、一日に必ず千五百人の人が生まれるのである。・・・・・
 そして、かのいわゆる黄泉比良坂は、今の出雲国の伊賦夜坂という坂である。

※禊祓(みそぎはらへ)と三貴子
 伊邪那岐命は言われるには「吾はなんといういやな穢らわしい国に行ってきたことだろう。そうだ、私は体を清めよう」と言われて、筑紫の日向(ひむか)の橘の小門(おど)の阿波岐原(あわきはら)に到って、禊(みそ)ぎ祓えをされた。・・・・・・

 ここに左の御目を洗われた時に成り出た神の名は、天照大御神(あまてらすおほみかみ)。次に右の御目を洗われた時に成り出た神の名は、月読命(つきよみのみこと)。次に御鼻を洗われた時に成り出た神の名は、建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと)。・・・・・
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posted by 小楠 at 07:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 古事記で見る日本